初版 1996/ 9/18
2024/ 2/25現在
いくつかあります。
・ぷりんと楽譜(有料)
1998年9月21日に浩子さん自作のピアノ用楽譜が発売されました。コンサート会場や通信販売で買えます。
また、2002年10月29日にヤマハミュージックメディアから、「谷山浩子 そっくりハウス ILLUSTRATION SONG BOOK」という本が出ました。これにはアルバム「そっくりハウス」全曲の楽譜も載っています。
著作権法の関係上、このサーバには楽譜は載っていません。
のぐーさんが楽譜の森(谷山浩子楽譜コード譜その他データ集)を作ってくださいました。浩子さん関係まで幅広く網羅されています。
○「すずかけ通り三丁目」の間奏で聞こえる声は何と言っているのですか?
昭和16年(1941年)の12月8日に放送されたラジオの臨時ニュースの録音です。当時は今のNHKに当たる放送局(ラジオのみ)しかありませんでした。
○「遠い夏 -津軽に寄せて-」の最後の津軽三味線はどなたが弾かれているのしょうか?
山田流津軽三味線家元の山田千里氏(2004年没)です。この曲は1978年8月にNHK-FMで放送された「日本ステレオ旅行-谷山浩子の白い夏-」という番組のために作られた曲です。山田氏はこの番組にもご出演されてます。
この番組についてはこちらに詳しく書かれています。
○「DESERT MOON」の演奏スピードや声の高さが収録によって異なるように聞こえますが?
そのとおりです。最初に発売されたシングル盤ではピッチが5%くらい高くされているようです。声が若干不自然に高いのはそのせいです。
その後に収録されたベストアルバム「谷山浩子 THE BEST」、「谷山浩子 スーパーベスト」、「谷山浩子 ベスト ア・ラ・カルト」ではそのまま使われています。
ベストアルバム「HIROKO TANIYAMA ’80S」では若干ピッチが下げられ、アルバム「花とゆめ」収録時には原音と同じピッチに戻されたといわれています。
一部では、東海道線の客車寝台急行「銀河」(2008年3月改正で廃止)という説が有力です。
レコーディングエンジニアの田中信一さんが「勝手に遊びまくって」作った「コラージュ作品」だそうです。(浩子さんの2020年7月25日のツイートより)
あの声はイベンターのネクストロードのOさんのお嬢さんです。「笑い声は、ほんとに笑ってます。笑ってなかなか歌えなかったのが面白くて、声を録っておいてもらって、適当に散りばめ」たそうです。 なお「スタジオに入ったとたん緊張で泣き出してしまい、中島みゆきスタッフの大島さん(優しい)がしばらく外で遊んで落ち着かせてくれました」そうです。(浩子さんの2020年7月25日のツイートより)
○アルバム「眠れない夜のために」に収録されている「鏡よ鏡」の間奏、どう聞いてもバイオリンですが、クレジットがありません!
「私(谷山)が始めて弦カルのアレンジをしたのが一曲」「これ、イミュレーターの弦をMC-4くんが演奏してるんです。」「MC-4の打ち込みをやらせたら日本で3本の指といわれるAQの腕にヨリをかけた力作」とのことです。(キーボードランド85年7月号のインタビュー記事より。Thanks to のぐーさん)
○「リカちゃんのポケット」でクラリネットを吹いている「わらびのおじさん」って誰?
実はジャズの巨匠である坂田明さんです。アルバムのブックレットでは、最初の方に名前と通称が書いてあり、そこに「わらびのおじさん」とされていました。
○「お昼寝宮・お散歩宮」でサイドボーカルをされている「ミス花の種」って誰?
実は相曽晴日さんです。当時、大人の事情で名前が出せず、「ミスの花の種」としてクレジットされました。
○「第5の夢・そっくり人形展覧会」であれこれ言ってだまそうとする声って誰ですか?
司会者は木原実さんです。今はお天気おじさんとして知られていますが、当時は花組芝居の役者さんでした。また、少なくとも、「わしが本物じゃ。よーくよーく見てみなさい」と言ってるおじいちゃんは当時のマネージャである斎藤克哉さんとのことです。セリフはアドリブです。(2021年11月13日の浩子さんのツイートより)
なおアルバム「ROLLY&谷山浩子のからくり人形楽団」収録のバージョンでは、男声の声は全てROLLYさんです。
あれは、音声テープを逆回転させたものです。
「スタジオにあった出前のメニューをわたしかAQかが読み上げて声を高くして逆回転させた…はずです。確か。おそば屋さんのメニューだったような記憶がうっすらと」「値段まで読んだ気がする(^^;」とのこと(浩子さんの2020年9月5日のツイートより)
その後、浩子さんから「蕎麦屋のお品書きはもしかしたら他の曲で、森へおいではファウストの朗読だったかもしれません」とのツイートもヽ(^o^)丿
○「DOLL HOUSE」はジャズテイスト満載ですが、浩子さんジャズもされるのですか?
谷山浩子 Personalityにあるように、お父様はジャズトランぺッターなのです。また、お母様は声楽をされ、さらに叔父様もトロンボーン奏者という音楽一家なのでした。
「DOLL HOUSE」はアレンジの窪田晴男さんにお任せ(浩子さんの2020年10月17日のツイートより)だったとのこと。窪田晴夫さんはバカボン鈴木さん、松永俊弥さんと同じく「パール兄弟」のメンバーでした。
CDで聞けない曲リストのページをご覧ください。
提供曲リストのページをご覧ください。
○CD「しまうま」にはコンサートホールで録音された曲があるそうですが?
はい。埼玉県越谷市にある田園ホールエローラで行われました。
Niftyで流れた情報によると、ねこ曜日・空のオカリナ・ハーブガーデンの3曲を録音したそうです。
リハーサル中に録ったものです。
101人コンサートのMCでもたまにふれていますが、コンサートやリハーサル中に収録、ということなので、必ずしもその日のコンサート本番とかその日のコンサートでやった曲から、というわけではありません。
○浩子さんの曲で「睡蓮の花」と「影法師」という幻の曲があるそうですが?
はい。どちらも見ることはできますがCD等では発売されませんでした。
「睡蓮の花」は作詞が鈴木志郎康さん、作曲は浩子さん、編曲は石井AQさんですが、以前は青山こどもの城でのみ見ることができました。
これは「青山こどもの城」自体が閉館してしまったためです。
以下「睡蓮の花」チュートリアル:(hogenasuさんのツイートより)
その件につきましては雑誌「オリコン」のホームページでアーチスト検索して下さい。
オリコン芸能人辞典の浩子さんのページ
ただし、一部データが欠けているようです。
○「テルーの唄」はずいぶん売れたと思いますが、どのくらいですか?
手嶋葵さんの曲としては「テルーの唄」はオリコンチャート最高位5位で、ジブリ作品としても歴代最高位になったそうです。
オリコンのページの中に「テルーの唄」チャート推移とジブリ関連シングル売上実績の表が載っているほどです。
アイルランド民謡の「サリーガーデン」という曲です。日本語の詞は浩子さん作です。
アルバム「歪んだ王国」収録の「HATO TO MAGI」は、本来「マギー」を収録したかったにもかかわらず、(おそらく尺(収録時間)の関係で)収めることができず、浩子さんが工夫してコラージュ作品として作られたそうです。(2020年12月11日配信の「谷山浩子のSORAMIMIラジオvol.1」より」)
「マギー」はアルバム「天空歌集」にようやく納められました。
「シンガポールのタクシーの中でラジオで聴いた歌が気に入ってレコード屋さん探し回った(お店の人に歌って聞かせた)けど誰もわからず、仕方がないのでそんな感じの曲を自分で作ってしまいました。」とのこと。でもいまだに曲名などはわからないそうです。(浩子さんの2021年5月8日のツイートより。)
本当にそうです。で、実はこの曲、パート別に3人で弾かれたものだそうです。「この歌のピアノは3人が弾いてます。最初とラストの簡単なところは谷山。歌中は斎藤ネコ氏。間奏の難しいとこはえとうなおこさんヽ( ´▽`)丿」だそうです。(浩子さんの2021年6月6日のツイートより)
○アレンジの「ジーノ・メスコリ」さん、「ジャン・ムージィ」さんって、外国人ですよね?
はい。ジーノ・メスコリさんはイタリア人です。「あやつり人形」(シングルバージョン)のアレンジを担当されました。「世界歌謡祭で来日中にお願いしました」とのこと(浩子さんの2021年12月25日のツイートより)。
ジャン・ムージィさんは、シングル「夕暮れの街角で」(A面バージョン)とそのB面だった「今日は雨降り」のアレンジを担当されました。このシングルはパリで録音されたので、依頼したようです。
「ネパールソングの1曲です。普段は強いメロディを好みますが、この曲は空気感を優先、ジョニ・ミッチェルとかS&Gのギター曲みたいな感じにしたかった。」(浩子さんの2023年1月12日のツイートより)とのことです。吉川忠英さんがアレンジとギター演奏をされています。とても美しいです。
AQさんです。(2024年1月20日の浩子さんのツイートより)
実はこの音、時計のねじを巻く音をいじった音です。AQさんが作られました。詳しくはこちらの説明をお読みください。
○浩子さんが自ら「良くできた曲」のランキングを作ったと聞きましたが?
はい。2017年、浩子さんのデビュー45周年の終わりにブログで発表しました。
グランプリはアルバム「夢見る力」他に収録の「さよならDINO」でした。
あります。
あります。
今では数多く配信されていますので、検索してください。
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hanada@cc.saga-u.ac.jp