96.10.15
「更新頻度がすごい」「頭が下がる」というようなコメントを何人かの人からもらった。
確かに自分でもこのペースはすごいと思う。だけどこれはわたしがホームページ作りを始めたばかりだからだ。最初のうちは熱中するけど、そのうちふと何か他のことに気を奪われて忘れてしまうというのがいつものパターンなのだ。
今回はいつごろその「ふと」がやってくるか、考えると不安になるので考えないことにする。それにしてもホームページというのはみょうな閉塞感があるものだ。
パソコン通信のようにいろんな人がどんどん書き込んでいって変化していくわけではない。自分が作り替えなければ変化しないのだ。すべて自分の自由にできるけど、自分しか働きかける人間がいない。壁に向かってひとりごとを言っているみたいだなと思う。
だけど、これがもし日記帳に何か書いているとか、何か作品を作っているというのだったら、「みょうな閉塞感」なんてことは思わないだろう。ひとりの作業なのに、いろんな人がそれをじっと見ている。この感じが「みょう」なのだ。
他の人の存在は、ここでは気配として感じられるだけだ。アクセスカウンタの数字が少しずつ増えていくとか、リンクを張った相手がいつのまにか張り返してくれているとか、そういうかすかな足音がきこえるので、誰かが近くにいるらしいことが辛うじてわかる。
すごく静かな感じがする。パソコン通信はテキストだけの画面なのににぎやかで、ホームページは静かだ。ほかの誰のページへ行っても、静かだなあと思う。
96.10.17
新バージョンのWZエディタを使い始めた。去年使ってた旧バージョンはバグが多くて大変だったけど、今度のは今のところ快調だ。エディタを変えた時のお楽しみ、環境設定&カスタマイズも、することはいっぱいあったんだけど、なんだかあっというまに終わってしまった。ちょっと淋しい。
htmlエディタ機能がついてる。ついてるけど、わたしは使わない。勝手に変換されてしまう感じがいやだ。やっぱりこういうのは手でシコシコ書くのが好き。主なコマンドは辞書に登録しちゃったからラクだし。秋だ。風邪の菌のせいか、過去の記憶、それも言語化されてないモヤモヤウズウズしたようなのが、すごい勢いで意識のこっち側に流れこんでくる。主に十代の頃の記憶だ。あの頃のほうがずっと生きるのがつらかったのに、あの頃のほうがいい時代だったとどうしても思ってしまう。なんか世の中がペラペラな一枚のベニヤ板みたいなものになってしまったという感じで、いつもいつも空気に飢えている。どんぶりの底に残った、プチプチに千切れた麺のかけらみたいな感じにしか、言葉が書けない。
96.10.22
なんか短眠モード(WXは「痰民」って変換したぞ。ほんとにあるのか、こんな言葉)になってしまった。毎日4〜5時間しか寝てない。わたしにしてはとっても少ない。どうしても早い時間に目が覚めてしまう。夢の中でも何やらリンクをたどったりしていたし。……ハマりすぎで疲れてきたのかな。うう。眠い。いいことを考えついてしまった。エクスプローラのショートカットを3つ作って、起動オプションをそれぞれ別指定してショートカットキーを割り当てる。これでフロッピーもCD−ROMもキーひとつですぐファイル操作にはいれる。ムフフ。こういうことを考えついた時ってシアワセ。
ネットスケープナビゲーターを買った。なぜかホームページの「しまうま」サブリミナル壁紙が表示されない。他は大丈夫なのに。どうなってるんだろうな〜。謎だな〜。ウィンドウズ95の謎ほどじゃないけど。
ウィンドウズ95なんて、月に二度は再インストールしてるもんな〜。理由のわからないエラーで文字が消えたり横になったりフォントがなくなったり、そんなのもうしょっちゅう。日常茶飯事。再インストール慣れちゃって、フォントが変でメッセージがちゃんと表示されなくてもどのボタンを押せばいいのか全部覚えてる。なんてことでしょう。
96.10.25
相変わらず痰民じゃなくて短眠モード。つらいっす。モジラとIE(インターネットエクスプローラ……こいつにも適当な愛称があればいいのに。「アイ・イー」じゃまるで赤ちゃんだ〜)を使い比べてみて、一長一短だな〜と思いながら、結局モジラを使うことの方が多くなってることに気づく。
ひさしぶりに表を作ってみましょう。(ご注意。この表はこの時点で思ったことを書いてます。半日後にもう考えが変わりました。26日の日記もあわせてごらんください)
ネットスケープナビゲータ インターネットエクスプローラ 表示の美しさ いまひとつ きれい 表示速度 速い 遅い キーボード操作 不便 かなり便利 メーラー とても使い易い お手上げ 履歴 普通? むちゃくちゃいっぱい残ってる(*) ファイル操作 階層指定読込とかあって便利 Filer開くと常にDeskTopだ嗚呼〜 (*) どんなに遠出をしても回線を切ったあとで全部読める。昨日のもおとといのも残ってて、回線つながずにいくらでも読める。
なんだかんだ言って、メーラーとファイル操作が便利なのは点数高い。というより点数以前の問題だということが、自分の使用状況を見ててわかった。タブでリンクを移動できなくても、バックスペースで前のページに戻れなくても、(Ctrlなしの)ホーム・エンドだけでトップとボトムに移れなくても、画面がにじんでても、やっぱりついモジラ立ちあげちゃうもんな〜。
伊藤靖さんの「オランダ駐在日記」(Linksから行けます)の、ホームページのメンテの話を読んで笑ってしまった。<p>は行頭につけるものだということを知って、
この「気持ちよくない」というのが曲者。こいつのおかげで今まで何度、見栄えの変わらないメンテナンスをしてきたことか。こ〜れ〜は〜、わかるっ!! わたしも同じ性格だから。見る人にわからないメンテって、けっこうしちゃうんだよね。
だけどわたしの場合は、ここ数年はだいぶ反省して「細かいことは気にしないぞ細かいことは気にしないぞ細かいことは気にしないぞ」と暗示をかけて無理矢理リラックスしてるのだ。だからタグの大文字と小文字がまざってたりするのも気にしないのだ。いちいち気にしてたら身体がもたない(でもほんとはむちゃくちゃ気になるんだよ〜ん)。
96.10.26
前言撤回。インターネットエクスプローラのメーラーはちゃんと使える。画面構成とか、好みから言えばモジラのメーラーの方が好きだけど、IEもがんばってると思う。お手上げ状態から脱出しただ。
その上、ファイル操作に関しても誤解していた。モジラでできることはIEもできるのだった。その上キーボードだけで操作できるので、総合的に見てIEの方がわたしにとっては便利だということがわかった。
うーん。きのうの日記にあんなこと書いて、あれだけ読んだ人に変な先入観を与えたりしたらえらいことだな〜。訂正文入れておこう。
IEで知らなかった機能を発見した。画像を右クリックして出るメニューの中に「壁紙に設定」というのがある。ページに使われている背景だろうとカットだろうとボタンだろうと、なんでも自分のデスクトップの壁紙にできちゃうのだ。
おもしろくて、壁紙をいろいろ変えて遊んだ。今はしまうまサブリミナル壁紙をデスクトップにも張っている(それで洗脳されて自分で自分のCD買い占めに走ったりして)。
ところで現在の謎はマイクロソフト・エクスチェンジだ。「アプリケーションの追加と削除」でチェックをはずしても、ぜんぜん消えない。アイコンだけ残ってるのかと思ったけど、クリックするとなんとバッチリ立ち上がるのだ。「おまえ〜削除したのに立ち上がるなよ〜」と思わず泣きがはいってしまった。謎というより、なんかコワイ。
96.10.27
N氏のフォトショップでお絵かきした。記念すべき自作画像第一号。
だけどこんなもん描くのにわざわざフォトショップ使うか?
96.10.28
「一週間でマスターするフォトショップ」という本を見てフォトショップの使い方の練習をした。
「色の選択」「グラデーション」「投げ縄」「塗りつぶし」「選択範囲コピー」「ぼかし」「逆光」「光源」
……以上のワザを使って、なんか絵みたいなものを描いた。「描いた」というより「練習の跡が残った」の方が正確だな。自分で色を選ぶとどうも暗くなる。地味な絵になってしまった。でもとにかく自作画像第2号〜。
96.10.29
「自作画像が出ない騒動」は解決した。(なんのことかわからない人は10.28の日記と、リンクされてる「絵みたいなもの」を見てね)
「絵みたいなもの」を見た何人かの人からメールをもらった。>笑ってしまいました(おたむらさん)って、わたしはウケをとるためにやったのではな〜〜〜い!ヽ(^o^;)ノ
>むせるほど笑ってしまいました(かんださん)
>こう言われると無性に見たくなる(べけれさん)
マジで理由がぜんぜんわからなくて、ノーミソがねじれるほど悩んでいたら、谷山浩子データベースの管理者の花田さんからこのようなメールが到着。絵が出ないのはHTML中で指定したファイル名が間違っているからです。そうだったのか〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!! 大文字と小文字の違いだけで読めなくなるなんて、UNIXってなんてアタマ悪いんだ〜!!!(違う違う違う)
サーバが動いているマシンはUNIXでして、UNIXではアルファベットの大文字と小文字を区別します。したがってHTMLに書いてあるhato.jpgでは、実際の絵のファイル名hato.JPGと「違う」ファイル名と認識されてしまいます。というわけでHTMLのファイル名の拡張子を大文字にしてオンラインで見てみたら、うひょ〜、ちゃんと表示されました!
後進の人々の勉強のために(ってホントか)あのページはあのまま残しておくことにしました。自分のA型神経質を厭うあまり大文字・小文字をわざと揃えずに放っておいた屈折した性格&単なる無知による、おバカなミスでした。いやー、お騒がせしました。騒いでたのはわたしだけか。
……というわけで、