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   02.4.17発売 YCCW-00038

2001年9月のテロ事件が、このアルバムの曲を作った頃の気持ちに大きく影響している。気分が暗かったので前向きなアルバムを作りたくて、実際そういうものを作ったつもりでいたんだけど、よく見ると純粋に前向きな歌は「学びの雨」だけだと気づいて驚いた。「星より遠い」は少年が主人公だが、気持ちの中では中年以降の歌。「もう会えない」という言葉が本当にリアリティを持つのは人生を折り返してからだ。「ゆりかごの歌」では生まれて初めて、実際の意味での「殺す」という言葉を使った。重くて、歌うのがつらかった。ゆりかごから落ちたと思ったら夢だった、という繰り返しがテーマ。「水の中のライオン」の1曲目「人形の家」の少年がやっと1ミリだけ動いたという感じかな。カタツムリだよ人生は。

収録曲目……学びの雨/星より遠い/人がたくさんいる/パタパタ/向こう側の王国/ウミガメスープ/電波塔の少年/洗濯かご/ゆりかごの歌/カタツムリを追いかけて

  HIROKO TANIYAMA '90s 01.9.19発売 YCCW-00030

90年代の曲を集めたベストアルバム。'70s、'80s、'90sというシリーズの第三弾。90年代のオリジナルアルバムから代表曲を一枚につき2曲までという条件で選んだ。入れたかったのにこぼれた曲もたくさんある。長い歌が増えたせいか限度いっぱいまで入れても16曲しかはいらなかった。いい曲揃ってますよ〜。自分で言うのもなんだけど。リミックスによって音質も大幅に向上してます。

収録曲目……会いたくて/風のたてがみ/あかり/月見て跳ねる/森へおいで/銀の記憶/ドッペル玄関/小さな魚/冷たい水の中をきみと歩いていく/きみが壊れた/海の時間/満月ポトフー/カイの迷宮/見えない小鳥/王国/約束

  心のすみか 01.1.24発売 YCCW-00003

わたし自身にはすごく親密な感じのするアルバム。個人的な、心の奥の方に降りていくような歌が多い。なぜそうなったのかはわからないけど、カメラを持って写真を撮り歩いていた頃にできた歌がほとんどで、右脳が活性化してたのかもしれない(利き目が左目なので…関係ない?)。ジャケットと歌詞カードにはわたしが撮った写真が使われました。ちょっと自慢。人気曲は、初めて夢を歌にした「仇」。7曲目の「空からマリカが」は、「メロディのきれいな谷山曲ベスト3」に自分で入れているお気に入りです。

収録曲目……犬を捨てに行く/雨になりたい/おもちゃ/ダイエット/さよならのかわりに/仇/空からマリカが/雨上がりの天使/夢/わたしじゃない月のわたし

  HIROKO TANIYAMA '80s 00.9.20発売 YCCW-00001

80年代の曲を集めたベストアルバム。'70s、'80s、'90sというシリーズの第二弾。当時のシングルのAB面をメインに選曲したので、代表曲だけでなく珍しいものもけっこうはいっている。*マークの曲はオリジナルアルバムとシングルでアレンジが違うもので、シングルバージョンの方を収録した。興味のある人は聴き比べてみてください。

収録曲目……てんぷら★さんらいず*/地上の星座*/風になれ〜みどりのために〜*/サーカス/OYASUMI/ガラスの巨人*/真夜中の太陽/あの子の愛した三毛猫/たんぽぽ/MAY*/DESERT MOON/まっくら森の歌/メリーメリーゴーラウンド*/Pyun Pyun/鳥は鳥に/なおちゃん/銀河通信*/おやすみ*

  僕は鳥じゃない 99.10.20発売 PCCA-01389

出した直後は「いろんなタイプの曲がはいってるアルバム」と言ってたんだけど、時間がたって振り返ると「コトバ遊びと夢のイメージ」の印象が強い。これは「僕は帰る」と「キャンディーヌ」と「ドッペル玄関」のせいだと思う。「派手は地味を駆逐する」なのか? 温厚な歌も脳天気なのも歌い上げ系バラードも自称社会派もまんべんなくいるんだけど。全体としてはポップでカラフルな仕上がりだと思う。「ドッペル玄関」は珍しくも石井AQ先生の作曲です。

収録曲目……笛吹き/僕は帰る きっと帰る/僕は鳥じゃない/おひさま/キャンディーヌ/あかり/夢の歯車/ドッペル玄関/DOOR/窓の外を誰かが歩いている


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