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 お昼寝宮・お散歩宮 89.1.21発売 PCCA-00271

前半は、自作の小説「お昼寝宮・お散歩宮」(サンリオ出版・たぶん絶版)のためのイメージソングを集めてある。当時のディレクターから「組曲ものは売れないんだよ〜」と渋い顔をされながら「でも出したいのぉ〜」と甘えて出してもらったアルバム。確かに売れ行きはいまひとつだった。でもこのアルバムの熱心なファンも多い。不思議な、というか変な歌が多い。原作のせいだな。

収録曲目……お昼寝宮/第2の夢・骨の駅/第5の夢・そっくり人形展覧会/猫のみた夢/夢の逆流/お昼寝宮・お散歩宮/手品師の夜/ただ風のために/天の貝殻/かくしんぼ/鬼こごめ

 しっぽのきもち 88.5.21発売 PCCA-00270

子供のために作った歌、子供に聴いてほしい歌、子供向けの歌を集めた子供アルバム。なので全体のイメージはストレートに「かわいい」である。ジャケットもかわいい。まだ売れる前の伊藤正道さんのイラスト。

収録曲目……しっぽのきもち/おはようクレヨン/秋ぎつね/キャロットスープの歌/まっくら森の歌/エッグムーン/恋するニワトリ/ニャコとニャンピ/はじめてのピュンタ/愛をもう一度/恋のタマゴ/ほうき星の歌/花時計

 透明なサーカス 87.9.5発売 PCCA-00269

谷山作の「猫森集会」という小説を原作にした「不思議の国のヒロコのふしぎ」というラジオドラマがNHK−FMで放送された。脚色は作家の湯本香樹美さんで、超名作であった。このアルバムの半分はそのドラマの挿入歌でできている。脚本に刺激されてか、いい歌がたくさんできた。ドラマ挿入歌以外の歌も、特に歌詞に気に入ったものが多い。ラストの「MAY」の崎谷健次郎さんのコーラスも必聴。

収録曲目……草の仮面/さかなの言葉/お人形畑/逃げる/時の回廊/ひまわり/影ふみ/ヒスイ/遺跡散歩/MOON SONG/MAY(LP Version)

 水玉時間 86.10.21発売 PCCA-00268

ひとりオムニバスという感じで、ある意味でとりとめのない感じがするアルバムだが、中にミニ組曲がある。「穀物の雨が降る」からの3曲がそれで、「地球滅亡三部作」と呼んでいる。どの歌も少年がマイナスの感情にとらえられて耐えきれなくなってそのパワーで地球が滅びるのである。組曲のつもりで作ったわけではないが、同じ時期にそういう歌ばかりできてしまったのだ。一曲目のSORAMIMIはかなわぬ恋の切なさがテーマの歌で、女性ファンが多い。

収録曲目……SORAMIMI〜空が耳をすましている〜/水玉時間/渚のライムソーダ/夕焼けリンゴ/絵はがきの町/穀物の雨が降る/ガラスの巨人/粉雪の日/月のかたち/土曜日のタマネギ/まっくら森の歌

 空飛ぶ日曜日 85.10.5発売 PCCA-00267

沈んだり浮かんだり、初々しい感じの心の揺れがある。感情の振幅は大きくはないが、聴いていると何かしみじみする歌が多い。後半にはいっている「空飛ぶ橇」と「少女は…」の歌詞はそれぞれ詩人の鈴木志郎康さんと吉原幸子さんの詩。志郎康さんとは「睡蓮の花」という歌も作ったが、これは「青山子供の城」のビデオでのみ聴くことができる。

収録曲目……闇に走れば/風のあたる場所/BLUE BLUE BLUE/再会/FLYING/メリーメリーゴーラウンド/うさぎ/空飛ぶ橇I/ほおずきランプともして/恋するニワトリ/少女は…I/少女は…II/少女は…III/空飛ぶ橇II

Image Data Created by Tohru Maruyama


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