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2000/12/27(水)17:48
- 「夜会」終わりました〜。楽日は25日だったけど、26日もいろいろあったので、きのうの夜がほんとの「お疲れさま」でした。家に帰って「もう吸入もウガイもなんにもしないぞ〜。思いっきり自堕落するぞ〜」と意気込んで、ビデオにとっておいたスマスマスペシャルなんか見たりして朝の9時まで起きてたのですが、やっぱりいつもと同じ時間に目が覚めてしまいました。この3ヶ月、節制の限りをつくしてきた習慣はそう簡単に崩れないようです。なにしろ自分のコンサートの時の百万倍くらい体調管理してたから(^^;
- 本番期間中は何かと精神的に不安定になりがちなもので、そんな中で皆様からの温かいメールはほんとに励ましになりました。あらためてお礼を言わせてください。どうもありがとうございました!
- 稽古の時に面倒を見てくれてた若い役者さんが楽日に来てくれて「役者っぽかった!」と言ってくれました。コクーンの責任者の人も「谷山さんすごいですね」と言ってくれました〜。うれしい〜。初日の頃はやっとなんとか動けるようになった状態で(前日の深夜の段階でまだ動き方を考えてました…洗面所の鏡の前であっち向いたりこっち向いたり(^^;))、本番をやりながらだんだん役に馴染んでいった感じでした。
- 去年、冨田靖子さんに招待していただいて野田MAPの「パンドラの鐘」というお芝居を見たのですが、その時「お芝居っていいものだなあ」と強く感じました。主役・脇役というものは一応あるけど、絶対的なメインの人はいなくて、出演者全員が作品の一部分になって、全員がそれぞれの立場で同じひとつのものを支えているっていう感じ。…あの時「いいなあ」と思ったことを、「夜会」で体験できました。毎日やっているとみゆきさんや能役者さんたちの微妙な調子がすごくよくわかって、それによって自分も(意志にかかわりなく)変化しているのがわかります。3人とも調子が良くて、それが響き合ってどんどんノリが出てきた時なんか、嬉しくてゾクゾクしちゃいました。これって音楽とはまた違う感じなんですね。
- 心配してた大きな事故(詩を飛ばしちゃうとか、咳き込んでとまらなくなるとか、出てなきゃいけないシーンで出てないとか、奈落に落っこちるとか)がなくてよかったです。でも小さい事故はありました。印象に残っているものを挙げますと、
1.電話。……「女」の最後の詩を言い終わって、決心してコートを取りに行く静かなシーン。下手に向かって歩いていたらなんかガラガラいう音が。ふと見ると、上着の飾りボタンに電話のコードがひっかかって、電話をひきずったまま歩いてたのでした。真ん中ぐらいまで気づかずに歩いてしまった(^^; コードをはずして何事もなかったように退場しました。中島先生には「さすが伊達に28年もやってないわな」とお褒めの言葉をいただきました。はっは。もう29年です〜。
2.スカート。……ソファの上で頭から毛布をかぶって丸くなって、そのあと足を伸ばして横になるシーンがあったのですが、ある日いつものように足を伸ばそうとしたら伸ばせない。スカートのすそと裏地のすそをつないでいる糸の間に足がすっぽりハマってしまっていたのでした。目立たないようにそーっと横たわらなきゃならないシーンだっちゅうのに、スカートから足をひっこ抜こうと思いっきりジタバタ。かしわの樹が「…私は足をのばせません」と言ってる横で「わたしも足をのばせません〜〜」と心で叫んでおりました。(これ2回やりました)
3.靴。……最後の方で上手袖に向かって「女」が靴を投げ、「犬」がそれを取りに行くかたちで退場するシーン。靴が客席に飛んでったのが2回。柱にぶつかったのが5回くらい。飛距離が足りなくて手前の見えるところに落ちちゃって、犬がそれを拾いながら退場するハメになったことが7回くらい(^^; 中島先生に「コントロールいいねえ」とお褒めの言葉をいただきました〜(^^;
- そう言えば、何度も見た人はもしかしたら気づいたかもしれませんが、「犬」と「女」の距離が、初日の頃はなんとなくよそよそしかったのが、日がたつにつれて近づいていく感じになりました。一回のステージ中にもラストに向かってだんだん仲良くなって行くんだけど、公演日程の中でも同じようなことが起こってました。これは意図したことではなくて、自然にそうなっていったのでした。不思議な感じでした。あと、最後の方で「女」が泣くシーンでは、ほんとに泣けました。それもウルウルどころじゃなくて涙がポタポタ落ちるくらい。最初のうちだけだろうと思ってたらなんと楽日まで26日間、パーフェクトに泣けました(でも本番以外ではぜんぜんダメでした。舞台の魔力ってこういうものか〜と思いました)。ほんと「孤独もの」に弱いです、わたし。中島みゆきの「エレーン」という歌でも、小銭が出てくるところで必ず泣ける。あと「犬もの」も弱い(これは弱い人多いと思うが)。毎日舞台袖で「粉雪」のお犬様を見ながらウルウルしておりました。
- あとエピソードとしては……今回は水をたくさん飲みました。本番中に。袖に戻るたびに飲んで、暗転の移動中まで飲んで、一回の本番中にボルビック500mlをだいたい一本あけてました。ひとつの場が終わって袖に戻ると喉がカラカラになって張りついてるということも多かったので…。お客さんも咳き込んでる人がけっこういましたね。
「夜会」の現場はすごく明るくて、スタッフの人たちもいい人たちばかりで、お別れするのがつらかったです。次回はお客として見に行って、終わってから楽屋に会いに行こう! と思ったりしてます。公演期間中のエピソードはもっといろいろあるんだけど、わたし自身のこと以外はなみふくの営業妨害になるといけないので(谷山FCの営業妨害は常にしてるようなものだが(^^;))このへんにしておきますね。さあ、自堕落するぞ。自堕落ヽ(^o^)ノ
2000/12/23(土)3:33
- 「夜会」もあと残すところ3夜、になってしまいました。わたしにとってこの「ウィンターガーデン」のステージは、何度やっても「慣れる」とか「流す」とかいうことと無縁で、一回終わるごとに「はぁ〜、ヘヴィだった〜」とぐったりするような密度の高いものです。だから「あっというまに」って感じはなくて、階段を一段ずつしっかり踏みしめてここまで来た、という感じがします。あと3段、緩まず力まず最後まで頑張ります〜(^_^)
引き続き感想や励ましのメールも頂いてます。皆さま、どうもありがとうございます! 大阪から来たみゆきさんファンの女性の方が「帰ってからCD屋さんに行って、置いてあった谷山さんのCDを全部買いました」と言ってくださって、すごく嬉しかったです(ちなみに「眠れない夜のために」や「たんぽぽサラダ」のような最近入手しにくい古いのも手に入れられたそうで…あるところにはまだあるんですね(^^;))。「大阪のコンサートもチケットがとれたら行きたい」とのこと、わたしのコンサートは青山円形劇場の土日祝以外はわりとラクに取れると思いますので(^^; ぜひおいでくださいね。でも「夜会での存在感に衝撃を受けた」と言ってくださってるので、普段のコンサートの谷山を見たら拍子抜けするかもしれません。ただのヘラヘラしたヤツが出て来ますから、その方向で心の準備をぜひ(^^;
- カウンターのジャスト取りメールがいろいろ届いてます。まとめて、おめでとうございます〜。「武盛」さんが330000、「岩瀬@自宅」さんが333333、「鳩きち」さんが334000、「谷山八千代」さんが337000、「G−MOON」さんは「飛ぶ前のカウンタで222222取ったの報告してなかったので今しておきます」ってそれはいつの話だ(^^;
2000/12/15(金)0:41
- 「香川廣一朗」さんから、「ポアロはBBCじゃなくてLWT(ロンドンウィークエンドテレビジョン)の制作です」というメールをいただきました。えっ!? と思ってビデオの箱を見たら、ほんとだ…(^^; 今日までずっとBBCだと思いこんでました。ちなみにミス・マープルの方はBBCでした。このふたつのシリーズは当然同じ局の制作だと思いこんでたのでした。どっちもフィルム収録だし、雰囲気も似てるし。香川さん、訂正ありがとう。同好の士がいて嬉しいです〜(^_^)
- 「夜会」を見ていない大阪の赤面太郎さんから「どうしよう! 谷山さんがすっかり変わっちゃたら! これからコンサートでの身のこなしがすっかり変わったりしたら私は反発してその時の谷山さんを見ても以前の谷山さん思い描きながら見ますからね」というメールが。大丈夫です。「演技モード」のスイッチがはいらない限り、アレはできませんから。そしてそのスイッチはちょっとやそっとじゃはいりそうもないので(たとえばお芝居の衣装とカツラと厚化粧と豪華なセットと中島みゆき、くらいの条件が揃わないと開き直れない)、来年2月のコンサートでお会いする時は、いつもどおり芸のない単なる谷山浩子に戻ってます。え、おもしろくない?(^^;
2000/12/11(月)1:27
- 相曽晴日さんの新しいアルバム(斎藤ネコ・プロデュース作品)が完成しました! 12/24発売、現在予約受付中。晴日は谷山のもとヤマハ仲間です。なにしろ歌がうまい。メロディが美しい。知らない人も買って損はないアーティストです。ぜひ聴いてくださいね。予約方法など詳しくはこちらへ。
- 「夜会」も中日が過ぎました。感想のメールをたくさんいただいています。嬉しいメールが多くて、何回も読んでしまいます。みゆきさんのファンの方たちからも温かい励ましのメールをいただきました。「不満に思ってる人多いだろうなー(谷山が出過ぎで)」と気にしてたので、ほんとに嬉しかったです。「夜会」常連の方たちが「今回はとりわけ感動した」とか「完成度が高かった」と言ってくださったりして、もちろんそれは作品の力だけど、わたし自身もその中の駒としての責務を果たせているんだな〜とホッとしてます。何よりの心の栄養です。ほんと、どうもありがとう(^_^) 残り12日も頑張ります!
- 心の栄養といえば、今回の「夜会」のリハ・本番の期間中、ストレス解消・精神安定の友として、クリスティもののビデオをずっと見ています。イギリスBBC制作のドラマシリーズ「ポアロ」と「ミス・マープル」のビデオ、合わせて51本持ってて(保存用を入れるともっと(^^;)、以前にも何度か見たのですが、今回また端から見始めて、きょうで一通り見終わりました。明日からまた頭に戻って見るのです。…今回は特に女優さんたちの動きに注目して、演技を盗むつもりで見ました(そもそも見始めた理由がそれだったのでした)。こわがり方とかためらい方とか部屋の出入りとか、ずいぶんいろいろ参考になりました。ドラマや映画は好きだけど、こんな見方をしたのは初めて。なんか新鮮です。このシリーズはTVドラマだけどフィルムで撮ってて、すごく雰囲気があって、原作のファンにも満足のいく仕上がりになってると思います。興味のある方は日本クラウンのビデオのサイトの中の「ミステリー」のコーナーに紹介が載ってるので見てくださいね(個人的に、もっと売れて欲しいんです〜。「ポアロ」の残りの長編がなかなか出ないので(^^;)
2000/12/2(土)23:00
- 「夜会」の音楽監督の瀬尾さんに(このページを)「見てるよー」と言われてびっくり。思いがけない人が見てることがあるのがウェブサイトっていうもんですね。密室で書いてるとそういうこと忘れがちですが。瀬尾さんは中島先生が「師匠」と呼んで絶大の信頼をおいている巨匠で、70年代にはわたしもアレンジでお世話になりました。「もうひとりのアリス」とか「風を追いかけて」とか。「青い鳥」なんか今でも大好きなアレンジです。で、今回はとってもひさしぶりに「夜会」で再会してまたお世話になってるというわけなのです。瀬尾さん、見てますか〜。って、明日もあさっても会うんだが(^^;
そういえば「夜会」のパンフレットに谷山のCDの広告が載ってるのですが、「'80s」の曲目の「地上の星座」が「地上の星」になってました。間違えた理由がとってもよくわかる誤植ですね(^^;
- 年明けの1月には新しいアルバムが出ます。24日だったかな? タイトルは「心のすみか」。自分で何回聴いても飽きません。いいアルバムだと思います。聴いてくださいね。それと、今回のジャケットや歌詞カードの写真はわたしが撮ったのを使います〜。いつも撮ってる写真を見せたらデザイナーの三ツ井さんが「おもしろいから使いましょうよ」って言ってくれたんだよーん。やったカメラマン・デビューだヽ(^o^)ノ ブレたりボケたりいろいろしてますが、それも味のうちってことで(いいのか?)。
- 2月には青山円形劇場での連続コンサートもあります。2月4日から18日まで、お休みをはさんで12日間。「ファイナル」ってついてますがこれは「円形が」ファイナルなのではなく「101人スペシャルが」ファイナルだということです。青山円形劇場は大好きなので、そのうちまた何かできたらいいな〜と思ったりしてます。
- 渋谷・東急文化会館の五島プラネタリウムの「星と音楽の夕べ」、12/9は谷山浩子特集だそうです。いいな〜。夜会がなかったらわたしも行きたかったな〜。五島プラネタリウムは若い頃から時々心身の疲れを癒しに行っていました。星を見ながらゆっくり谷山浩子を聴いてみたい! という方はぜひどうぞ。→ 詳しいことはこちら
2000/11/24(金)20:34
- おやすみおやすみ、ひさしぶり〜ヽ(^o^)ノっと。みなさま一ヶ月以上のご無沙汰、ごめんなさい! 中島みゆき大先生の「夜会」本番が、おとといからようやく始まりました。リハーサルが2ヶ月、本番が1ヶ月と、スケジュールだけでも過酷な上、与えられた役がまた質・量ともにメマイするほど過酷で(わたしにとっては)、もう夜逃げしちゃおうかなと思いましたがそういうわけにもいかないので(^^; がんばってお稽古しました。性格も動きも髪型もメークも服装も、普段の谷山を見慣れた人には「誰、この人!?」っていうくらい異質なものになってますが、「谷山浩子の中島みゆきバージョン」ってことでお楽しみいただければ幸いです。中島先生のファンのみなさまは「谷山の出番が多すぎる」って怒らないで温かく見守ってやってくださいね。出番の多さに一番びびってるのはわたしなのよ〜ん(^^;
ちなみに今回の「夜会」はちょっと変わってて、ストーリーを進めていくのは詩の朗読です。わたしの役は愚かな恋をしている女(もと漁協職員)です。中島先生はなぜそこにいるか自分でもわからない犬。そして能役者の方(トリプルキャスト)が樹の影を演じます。すごくおもしろい話です。これからご覧になる方は、どうぞお楽しみに(^_^)
- ショップ情報、更新しました。
- 「赤羽祐一」さんから300000カウントヒットのご報告をいただいてました。今頃ですが、おめでとうございます(^_^) 「鳩きち」さんから304100ヒットというささやかなご報告も(^_^) そういえば「L.Y」さんから210000のご報告もいただいてたのでした。って大昔だな(^^; ほかにもあったかも…ものぐさしてるうちに埋もれてしまった…すいません。
2000/10/17(火)0:42
- インターネットラジオに出ました。↑ よかったら聴いてくださいね。
- ショップ情報をかんださんにいただいて、更新しました。大阪。「減った」という情報ですが(^^;
2000/10/3(火)14:16
- 本日は銀座山野楽器のインストアイベントの日です。来てくださるみなさま、どうぞよろしく(^_^) 多数の人の前に出るのは久々なので物怖じするかも(^^;
そういえば、手違いで開場・開演時間が15分早く掲示されてたらしいです。正しい時刻は、開場が6時15分、開演は6時45分になります。「間に合わないかも」とあせってた人は安心してください。逆の間違いじゃなくてよかった…。ライブの曲目はリクエストで決めますから、考えてきてくださいね。って今ごろ書いても遅いか(^^;
2000/10/2(月)0:26
- 「Nori-T」さんからショップ情報をいっぱい送っていただきまして、大阪のショップ情報が大幅に更新されました。全体に枚数が減ってる…のは、売れたってことですよね、きっと(^^;
そうだ。銀座のヤマハに行ったのでYMCコーナーを見てきました。「'80s」いっぱい置いてくれてました〜。パンフレットもいっぱいありました〜。YMCコーナーの場所は玄関をはいって右手、中島みゆき大先生のご尊顔が目印ですヽ(^o^)ノ
2000/9/22(金)22:39
- アルバム「'80s」の感想をメールでいろいろいただいてます。どうもありがとう! 「いつも買いに行くお店にないよー」というメールもいただきましたが、大きな街の大きなお店(秋葉原とか)にはある程度まとめてはいってたりするようなので、どうぞくじけずに探してみてくださいね。山野楽器で買うと10/3のイベントの招待券がもらえるらしいです(でも詳しいこと知らないので、もしもらえなかったらゴメン)。あと、銀座のヤマハにはYMCのコーナーがあるので、「'80s」も置いてくれてると思うんですが…見てないのでわかりませんが…8月に買物に行った時に売場の担当の男性とお話して「新譜出ますのでよろしく」ってご挨拶もしたので〜きっと置いてくれてると思う〜きっときっと(^^;
- そういえば90年代以降に聴き始めたという人たちからの'80s感想メールで「このアレンジは今回変えたものなのか、こっちがオリジナルなのかわからないんですが」というのがいくつかありました。「'80s」にはいってるのは、歌詞カードに出ている年月日に発表されたそのままの音源です(MLで「オリジナルより回転が速いのでは」というご意見もありましたが、気のせいです〜)。シングルバージョンとアルバムバージョンの発表時期の先後は曲によってまちまちですが(…今確認したら「てんぷら★さんらいず」以外は全部シングルが先でした)。
- ショップ情報、ひさびさにいただきました。札幌の「コーチャンフォー」さん…谷山はまだ今のところ現役なのでどうぞよろしく…。
- ドラクエは、続けられるかどうか微妙になってきました。年末までおあずけかなあ。RPGって途中でやめると再開するのが難しいんですよね。何やってたのかさっぱりわからなくなってたりして。
2000/9/20(水)4:51
- 上にも書いたように、「HIROKO TANIYAMA '80s」という80年代の曲を集めたベストアルバムが出ました。本日発売! みなさま、買ってくださいね。全18曲のうち15曲がシングルのA・B面からです。ふだんよく聴いてくださってる方には「あの子の愛した三毛猫」「なおちゃん」「OYASUMI」といった(たぶん)CD初収録の曲や、曲自体はおなじみだけどこのアレンジでは聴いたことないでしょー、というもの(「銀河通信」のびっくりアレンジとか「メリーメリーゴーラウンド」の謎バージョンとか)などが新鮮に聴いていただけると思います。でももちろん「てんぷらさんらいず」「風になれ」などの代表曲もいっぱいはいってます。そうだ。初収録といえば、「DESERT MOON」が初めて本当の高さの声ではいってます(今まで出回ってた音源は1/8音ほどピッチが高かった…ってそんなこと注目するのは超マニアな人だけか?)。久しぶりの人にも、初めての人にも、80年代の空気を懐かしんでいただけるんじゃないかと思います。どうぞ楽しんでください。
- オリジナルアルバムの発売は来年ですが、レコーディングは先週までで音と声を入れる作業が全部終了しました。あとはトラックダウンとマスタリングを残すだけ。ということで、夜会のリハはあるけど(それはもう頭から浴びるほどあるけど)とりあえず緊張状態から解放されたので、……ドラクエ7始めちゃいました(^^;(^^;
でももう以前みたいな徹夜の連続みたいなことはやめようと決心して、まるで小学生のようにちょっとずつやってます。でもそのほうがいいみたいですね。しみこむ時間ができるから。まだ一枚目ですが、現代ゼボットが泣けました(やってない人はなんのことかわからないですね、すみません)。エリーももちろんいいんだけど、一番きたのは洗濯機や調理器。「目頭が熱く」なんてもんじゃなくてもう涙がポロポロ出ました。わたしが堀井雄二さんに泣かされるパターンで一番多いのがこういう「孤独」ものです。ドラクエ3の「ほこらの牢獄」とかクロノトリガーのガッシュとか(やってない人はほんとになんのことかわからないですね。重ね重ねすみません)。国産RPGの中でドラクエシリーズ(や他の堀井さんの作品)はわたしにとってやっぱり格上っていう感じがするんですが、それはひとつには人間のドラマの読み応え(っていうのか)があるからです。「孤独」もの以外でも「4」のトルネコなんか、ただの平凡な日常生活が泣けるという大人の技でした。「7」だとほかには「ペペ」もよかったです。ステレオタイプからはみ出す存在感があって。「7」、これからどうなっていくのか、すごく楽しみです。
- 下の「誕生祝いメッセージありがとう」コーナーに3名様追加しました(^_^) それから「谷山八千代」さんと「谷山(や)」さんは同じ人でした(^^; メーリングリストで指摘されるまで全然気がつかなかった。失礼しました。記念にそのままにしときます〜。
2000/9/3(日)20:05
- 8/29はわたくしの誕生日でした。一年ぶり〜ヽ(^o^)ノ メールやMLでのお祝いメッセージ、たくさんいただきました。L.Yさん、ほろさん、デイジーさん、マレットさん、カナ入力のHIDEさん、荒井奈々さん、海野七月さん、べけれ@ねこ森相模原地区さん、きたじまさん、Shigeki Nagaeさん、木田雅之さん、飛沢さん、Takeshi Tajimaさん、猫やなぎさん、かくまるさん、TOMさん、アレグロさん、ピエトロさん、田口敬也さん、谷山八千代さん、さかいさん、長岡哲郎さん、mimeiさん、よもらさん、高橋@岡山県さん、Joe & みおさん、石さん、H2O2さん、三枝祐美子さん、おかむらさん、ちえみさん、G−MOONさん、あこうさん、大友千奈さん、すずねさん、田附明夫さん(240000getおめでとう!)、福井@日野市さん、鶴田さん、小宮山@甲府さん、丸山@甲斐八代さん、いしだゆうすけさん、谷山(や)さん、斉藤@函館市湯川町さん、横河の小山さん、富樫慎治さん、飴屋さん、ち@哀狂さん、かわしまさん、ムギさん、信州のますじろうさん、飯島ゆきえさん、どうもありがとうございました! まとめてでスミマセン。これを読んで「しまった、誕生日なんて知らなくて普通のメール送っちゃったぞ」とあわてているアナタ、あわてなくてOKOKですよ。「ごめんなさいメール」なんて書かなくていいですからね(^^; あっ、そういえば前にカウンター222222ゲットの報告メールもいただいてたのでした。まつうらやすしさんです。おめでとうございます〜(^_^)
- 8月末から、新しいアルバムのレコーディングにはいってます。レコーディングできるって幸せなことだな〜としみじみ思いつつ。発売は来年だと思います。また聴いてくださいね。
2000/8/22(火)22:09
- ごぶさたしちゃいました〜。まだまだ暑いですね。皆さま夏バテ夏風邪など、大丈夫ですか? わたしは所用&休暇旅行のあとちょっと体調崩したりしてましたが、やっと元気になってきました。
用事で愛媛県へ行ったあと、京都で一泊して、信州の白樺湖の近くで四日間過ごしました。エコーバレースキー場というところのペンションに泊まりました。ペンションって仕事以外で泊まったのは初めてです。ペンションといえば「動物とか果物とか童話っぽい名前がついてて」「建物が欧米カントリー風で」「オーナーが口ヒゲをはやしててオーガニック主義」というイメージ、わたしは今まであまり興味がなかったのですが、webでたまたま見たところをなぜかふと予約してしまったのでした。「ゼフィール」という、60代後半のご夫婦がふたりだけでやっているところです。おもしろかったです。7年もやってるっていうのにすごく物慣れないオーナー。顔は中村伸郎、声は笠智衆という感じの人なのですが、朝食の時お客さんに「このソーセージもここで作ってるんですか」と聞かれて「いえ、違います…」としか答えない。お客さんの方で「じゃこのへんで買って来られるんですね」と質問を重ねると、「はい、そうです…」。万事この調子で、いわゆる接客業の人の接客会話もいっさいナシで、わたしはとっても気が休まりました。
それにしても、このエコーバレー・姫木平・白樺湖から蓼科のあたりというのは、去年泊まった志賀高原と違ってぜんぜん時が止まってませんでした。かわいらしい名前のペンションだのプチホテルだのオーベルジュなんたらが林立してドイツとスイスとカナダとフランスと日本がごちゃまぜって感じで、どうも信州の山の雰囲気に浸りきれない…。そういえばエコーバレーにすごい名前のペンション(たぶん)がありました。「海が好き・・・。」っていうんですけど…テンテンテンもマルもすごいけど、それより信州の山の中でなぜこんな名前を…???
2000/8/1(火)14:00
- 「夜会に出るんですね!」というメールをたくさんいただきました。ということはもうここに書いてもいいということですね。書きます。え〜、今年の冬は通常なら青山円形スペシャルの予定でしたが、中島みゆきさんのコンサート「夜会」のお手伝いをすることになりました。シアター・コクーンで、スケジュールは確か11月下旬から12月下旬あたりです(あいまい)。メーリングリストで「夜会ならビデオ出るからいいや」とか言ってる人たちもいましたが、今年の夜会はビデオを撮らないみたいです(雑談の中で、しかも去年聞いた話なので変わるかもしれませんが)。どうぞ直接来て見てくださいね…チケット取れたら。ちなみに円形は、来年の早い時期(←寒い頃)に移動しました。そちらもよろしく!(^_^)
2000/7/28(金)14:08
- 生きてます〜。みなさまメールありがとう〜。暑中お見舞い申し上げます〜。
2000/7/11(火)11:57
- カウンター198000、自分でとっちゃいました〜。自分のところでこの桁のジャストは初めての経験です。ちょっと嬉しいかも。
2000/7/10(月)17:16
- 週末に鎌倉へ行ってきました。鎌倉というのは、行くたびに何か特別な感じがして「なんだろう、これは」と思う土地です。なんなんだろう、あれは。
夕方、古いアパートの壁に木の影が映っているのを見ていて、ああそうかと突然思ったことがありました。十代の頃の異様な感受性…なんでもないようなものにでも過剰に反応して、感じすぎて息も絶え絶えって感じになっていた、あの体に悪いやかましい感受性が、大人になって静かになるのはどうしてなのか。それはきっと「区別する能力」がつくからなのです。「区別しない能力」がなくなる、と言ってもいいですが。「物と背景を区別する」「視覚と聴覚を区別する」「触覚と空間を区別する」「感情と時間を区別する」…今だってほんとは区別なんかできてないんだけど、とりあえずできてるつもりになって自分を言いくるめてるのかもしれません。鎌倉は、たとえばそういう区別の仕切をはずす力がある町、のように思えます。
そう言えば。N氏と、数年前に入ったことのある喫茶店を探して歩いてました。路地の奥にあるお店なので闇雲に歩いても見つけにくい上、わたしとN氏の記憶が正反対の方角を指していて、これはムリかなあと思っていたのです。そうしたら急にN氏が、わたしの記憶ともN氏の記憶とも関係ない方角に歩き出しました。「思い出したの?」ときいても「んん…いや…」と口の中で曖昧につぶやくだけ。顔を見るとなんかウツロな無表情。でも足は早足。なんだなんだと思いながら追いかけて行ったら、しばらく行った路地の先に探していたお店があったのでした。自分で「絶対こっちだ」と言い張っていた方向と全然違う場所なのに、なんでみつけたのか、自分でも説明できないみたいでした。ただ子供の頃からけっこうそういうことがあって大人を驚かしてたそうです。奥のほうとのつながりがいい人なんですね。人間が意識の表面じゃないところで動いてる時って、ああいうウツロな顔になるものなのか〜と感心しました。
2000/7/3(月)23:27
- AQさんという人は、何についてもまんべんなく知識が豊富、というイメージがあるのですが、意外なことに今までの人生でカメラ趣味は皆無だったそうです。わたしのFM2を手にとって「どうすればいいの、これ」と聞くので、「シャッターを半押しして…」と説明したら「半押しにできないんだけど」と言います。そんなバカな、と思ってよく見たら、彼の指は一生懸命シャッターダイヤルを押してるのでした。そこは押す場所じゃないってば(^^;
2000/7/2(日)4:05
- ……とかなんとか言いながら、結局またFM2に戻ってしまいました。見た目はBESSAの方が好きなんだけど、手に持ってみるとFM2ってほんっとに「これこれ!」なんですよね〜。大きさと重さと操作感が体にしっくりなじんで、自分の一部みたいで。う〜ん、やっぱりどうしてもこっちの方がいい〜。というわけで今はまた100%FM2になっちゃってます。まあなんというか、わたくしの好みに関する話は話半分くらいで聞いとけばいいって感じですね(^^;
- 癌で余命が3日、という夢をみました。過去に見た「もうじき死ぬ夢」はほとんど「死刑になる」というもので、病気パターンは(覚えてる限りでは)初めてでした。で、あと3日で死ぬとわかって何をしたかというと、感じのいい喫茶店をさがして歩いたのでした。そんなバカな(^^;
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