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2003年10月22日(水)21:21 2003年10月18日(土)17:18
- こんにちは、猫森集会最終日アンケートなかなかアップしない友の会会長の谷山で〜すヽ(^o^)ノ …すいません。そのうちやります。去年のも今年のも。ほんとになんで最終日だけ残っちゃうんだろうなー。われながら謎だ。
あけてきょう、大阪に発ちます。11/2は大阪(オンエアOSAKA)、11/3は広島(ゲバントホール)でコンサートです。皆様、ぜひいらしてくださいね(^_^) ちなみに11/9は名古屋、11/10は福岡にいきます。2003年10月15日(水)01:44
- Cプロ2日目のアンケート、アップしました〜ヽ(^o^)ノ
カメのような速度ですみません。やっと疲れがとれて通常状態に戻ってきました。今回はほんとに終わってしばらくは死んでた〜という感じでした。それだけ集中して頑張ったってことですよね、うん。- この一週間の収穫は、アクアラインの真ん中の「海ほたる」の展望デッキ(深夜)と、フィリップ・リドリー作「宇宙でいちばん速い時計」というお芝居。
海ほたるの展望デッキは、イルミネーションが青と銀色だけで、真っ暗な海を背景に静かに点滅していて、美しかったです。たとえばファンタジーRPGの「時の回廊」エリアっていう感じ。ある意味子供っぽいんだけど、子供っぽい世界の中ではすごく洗練された趣味。怪しげな半透明オブジェや、海に向かって突き出したデッキの多層構造、ふり返るとそびえ立つ青く光る塔(近くで見ると布製)、BGMは瞑想音楽みたいなショワーン、シャラシャラ…って感じの曲(途中でシンプルコードのライトなヒーリングミュージックに変わっちゃいましたが)。そういうものが東京湾の真ん中にあって、「ああわたしは今海の真ん中にいるのね」と思いながら星座を見上げているとなかなかいい気分でした。ただしデッキから中にはいるとゲーセンとかロイホとかありますので要注意(ってなにを)。
「宇宙でいちばん速い時計」は、見終わってすぐの後味の悪さはわたしの人生で一、二を争うほどでした。内臓や骨まで黒緑色に染まったような気がしたくらい。でもものすごく切実で悲痛で、なんというか主人公の魂の地獄の救いようのなさに、胸を打たれました。三軒茶屋のシアター・トラムで20日までやってますが、当日券あるかなあ。楽日は平日だからもしかしたらあるかも。興味のある方は世田谷パブリックシアターまでお問い合わせの上、どうぞ(^_^)2003年10月13日(月)01:06
- Cプロ1日目のアンケート、アップしました!
どうもまだライブの疲れが取れません…なんか足腰にきてるんですけど、もしかして例のピンヒールのせいでしょうか。そういえば「あれは立派なピンヒールです!」とアンケートで書いてくれた人がたくさんいました。みんな「わたしから見れば」みたいな注釈つきですが(^^; すっかり自信つきました。よしツアーにも持っていこう、ピンヒール。福岡と広島と大阪と名古屋の皆様、楽しみにしててくださいねヽ(^o^)ノ2003年10月10日(金)03:34
- 今年のスペースゼロでの猫森集会、全日程終了しました〜ヽ(^o^)ノ 来てくださった皆様、本当にどうもありがとう。このページで初日とか3日とか9日とか…と書いたのを見て、予定になかったのに来てくれた人たちがいっぱいいて、ほんとに嬉しかったです。来られなかった方も、来年はぜひぜひ(^_^) このあとは11月に福岡・広島・大阪・名古屋でコンサートがあります。来年はまた富良野で呼んでもらえるそうなので、きっと札幌でもできるんじゃないかと思います。お近くの方はぜひいらしてくださいね。
今年の猫森は、9月上旬からひいてた夏風邪が治らなくて、けっこう気をつかいました。甘草(喉にいいハーブ)のお茶をいっぱいのんで、ハーブティーでうがいをして、エアコンのきいてる場所ではマスクをして。だけど不思議なもので、直前までダメでも本番になると調子が上がっていって、毎日コンサートの後半は絶好調でした。気合いでカバーできちゃうものなんだな〜と自分で自分に感心してました。そのぶん千秋楽が終わったあとはヘロヘロになって半寝込み状態になってましたが、そろそろ復帰できそうです。日程後半のアンケートも少しずつアップしていきますので、待っててくださいね。とりあえずお礼とご報告でした(^_^)2003年10月09日(木)03:52
- 9日のDプロ初日、終わりました。ここの客引きを見て、苦労して来てくれた人が何人もいて、ほんとに嬉しかったです。どうもありがとう!
アンケートは、枚数がBやCより少ないから今夜こそいけるかなと思ったんだけど、7日目ともなるとさすがにヘロヘロで、起き上がってるのもかなりつらい感じで、作業はとても無理です。ごめんなさい〜。全部まとめて、終わってからということにさせてください。明日は千秋楽、あと1日で今年の猫森も終わりです。Dプロはすごい評判ですよ〜。お時間ある方はぜひいらしてくださいね(^_^)2003年10月08日(水)05:22
- 8日のオールリクエスト、終わりました。来てくださった皆様、どうもありがとう(^_^) なんかずっと夢の中にいるようで、変な感じでした。強烈なデジャヴに襲われたりとか…最後の曲をやる前に帰りそうになったりとか…今がいつだかよくわからなくなったりとか…でもコンサート自体はすごくいい出来だったと思います。充実した! という記憶が残ってます。歌もすごく入り込んで歌えたし。アンケートを見ても、お客さんの満足度が全体にとても高かったみたいで、嬉しかったです。
今夜もアンケートは読むだけになっちゃいましたが、ごめんなさい。今夜は早寝して、よく眠って、なんとか明日は正気に戻りたいと思います(^^;
曲目は、フニクリフニクラ(自分選曲。以下はリクエスト)。うさぎ。穀物の雨が降る。まっくら森の歌。よその子。風の子供。さよならのかわりに。イマージュ。なつかしい朝。時計館の殺人。ガラスの巨人。沙羅双樹(自分選曲)。アンコールはカイの迷宮。以上でした。
明日からはいよいよ最終プログラムです。渡辺等さんと拝郷メイコさんがゲストで出演してくれます。お時間のある方はぜひぜひいらしてくださいね(^_^)2003年10月06日(月)23:46
- ごめんなさい〜。7日のアンケートも間に合いません〜。とりあえず、思い出せるだけ、ゆうべのオールリクエストの曲目をここに書いておきますね。
かくれんぼするエコー(自分選曲。以下はリクエスト)。恋人。冬の果実。パステルウェザー。恋するニワトリ。夜のブランコ。花時計。サーカス。星のマリオネット。ただ風のために。沙羅双樹(自分選曲)。アンコールは手品師の心臓。でした〜。明けて今日もオールリクエスト。皆様どうぞ来てくださいね。あと9日と9日と9日と9日と10日もぜひぜひ(^_^)2003年10月05日(日)03:34
- Bプロのアンケート、アップしました!
- いよいよコンサートも明日から後半戦に突入です。当日券あるので、来ない予定だった人も予定変更してぜひぜひ来てくださーーーーいヽ(^o^)ノ
どの日も大歓迎だけど特に9日とか9日とか9日とか9日とか9日とか〜(←しつこいよ)
やっぱりコンサートはいいなあと思います。お客さんにたくさん元気をもらいました。場の空気、場のオーラってあなどれないですよね。「そこにいる」ことで得られるものってあるんですね。今年はしみじみそのことを実感しました。明日あさってはオールリクエスト。いいコンサートになるかどうかは半分以上お客さんにかかってるという博打イベントです。楽しみ!(^_^)2003年10月04日(土)03:59
- すみません〜今夜はアンケート間に合いません〜。ちょっと前にやっと読み終わったところです。Aプロよりお客さんの人数(つまりアンケート枚数)がだいぶ増えたので、読むのがやっとでした。6日にアップしますので、待っててくださいね。とりあえずプログラムの説明だけ載せときました。来てくださった皆様、どうもありがとう!(^_^) いい夢をみてくださいね。…ってもう寝てるか。
2003年10月03日(金)03:33
- 猫森集会、3日のアンケートアップしました〜ヽ(^o^)ノ 2日分の伏せ字も開いて、曲目も載せました。見てやってください〜。
2003年10月01日(水)20:25
- 猫森集会、初日のアンケートアップしました〜ヽ(^o^)ノ 来てくださった皆様、ほんとにありがとう! 3日以降もまだまだ続きます。そういう予定じゃなかった人も、ぜひ来てくださいね! 3日の当日券ありますからね〜。
2003年09月14日(日)04:34
- 明日からいよいよ新宿スペースゼロでのコンサート「猫森集会」、始まります(^_^) 皆様、ぜひぜひいらしてくださいね。特に初日とか初日とか初日とか3日とか9日とか〜(^^; (要するに土日でもオールリクエストでも楽日でもない日がキビシイようです)
- そういえば初日と3日は、あの伝説のギタリスト板倉文さんとついにご一緒するわけなのですが、すっっっっごくいいですよ、板倉先生。別に上記のキビシイ日に当たってるから言ってるわけじゃなくて、マジで、歌ってて気持ちよくなって陶酔しちゃいました。普通の意味でのギターサウンドとはちょっと何かだいぶ違うもののような感じがしますが、とても映像的で、感覚的で、心地よくて奇妙です。「これこれこれ。これが欲しかったのよ〜」って感じ。なんでもっと早く一緒にやらなかったんだ? と心から思いました。これを聞き逃すのは損ですぜ、お客さん。(でもご本人、同じことは二度とやらない芸風だと言ってましたから、当日何が出てくるかはわたしにもよくわかりません…)
- そうだ。今回はスタイリストも自分でやりました。全プログラム。購入したのでかえってお金かかったかも(^^; 好きな感じの服ばっかり集めましたので、見てやってくださいね。
「今回の靴はピンヒールがあるよ〜」と言ったらスタッフがいっせいに「ええっ」とびっくりしたので「ほらっ」と出して見せたら全員に「それはピンヒールじゃない」と言われました。わたしにとってはピンヒールなの! ほとんどいつもぺたんこ靴しかはいてないし、たまに少しヒールがあっても底が広いのばっかりだし、これでもけっこうすごい冒険なんだから。いきなりAプロで出てきますから見てね。でもアンケートに「ピンヒールじゃない」「冒険じゃない」とか書かなくていいからね。わかってるから(^^;2003年07月25日(金)02:30
- うわー。今度は1ヶ月半以上のごぶさたになっちゃいました。なんかまずいな〜このペース。もうちょっと頑張らないとね。皆様お元気ですか。わたしは元気ですが風邪ひきました。今ごろ冷房風邪を。この夏はなんだか変ですね、ほんとに。体調には気をつけてくださいね。風邪ひいてる人けっこう多いみたいだし。
- もうじきアルバム「宇宙の子供」が発売になります。今回のはわたしはほんっっっとに気に入ってます。ぜひたくさんの人に聴いていただきたいと、AQともども、心から思っています。どうぞ聴いてやってくださいね。
新譜発売を前に、「宇宙の子供」サイトがオープンしました。なかなか充実した内容です。AQプロデューサの名文や、他にもお楽しみがいろいろ。掲示板もあります。熱烈歓迎、来来来(^_^)- ところで8/29はわたしの誕生日でした。お祝いメッセージをたくさんたくさんいただきました。嬉しい。ほんとにどうもありがとう! 今はすごく忙しくなっちゃってて、ひとりひとりのお名前を書いてる余裕がありません。ごめんなさい。でも読みながら一通ずつに心で「ありがとう」って言いました。いいアルバムができて、気持ちのいい誕生日を迎えられたな〜と思います。これからも末永くおつきあいくださいね。どうぞよろしく(^_^)
2003年06月17日(火)03:58
- またしても1ヶ月以上のごぶさたになってしまいました。すみませ〜ん。元気です〜。
- もうすでに各所で情報が流れてるので知ってる人もいるかと思いますが、9/17発売の新しいアルバムが、やっと完成しました。タイトルは「宇宙の子供」。22日がマスタリングだったんですが、スタジオで視聴し終わってAQと久々の自画自賛モード。「傑作」「傑作だよね」と言い合いました。皆様、ぜひぜひ聴いてくださいねヽ(^o^)ノ
- ジャケット写真は朝4時半集合で、早朝の青山で撮影しました。デザイナー・カメラマン・スタイリストの3人が全く初めての人々で、いつもの顔はヘアメークの林さんだけでした。なんかとっても楽しい雰囲気の新チームでした。デザイナーの石川さんは、多数の候補者の作品サンプルの中から、わたしとAQが共に一番気に入った人を選んだんですが、あとできいたらなんと遊佐未森さんやザバダックやキリングタイムの仕事をした人だったのでした。知らずに選んでも結局そうなるのか。と何にかわからないけどちょっと感心してみたり。カメラマンのニワさんは新譜をすごく気に入ってくれて、家で毎日繰り返し聴いてくれてるそうです。「素晴らしいです」と言ってくれました。嬉しい嬉しい(^_^)
- 洞爺湖コッキーポップライブ、行ってきました。来てくださった皆様、どうもありがとう!
寒かったですね〜。本番も寒かったけど、前日の(同じ時間の)リハはもっと寒かったです。控え室ではストーブたいて、みんなかじりついてました。リハ終わって戻って来る人みんな「寒い〜」「ひゃー寒い〜」しか言わないの。ほんと冬みたいでした。
それにしても懐かしい人達に会えてすごーく嬉しかったです。特に高木麻早さんとか麻理絵とか佐々木幸男さんとかは20年以上ぶり。25年前に佐々木さん(=ササ)のつま恋のステージで、わたしと麻理絵と山川恵津子さん(=エツ)と4人で「元気です」のコーラスをやった時のこととか思い出しちゃいました。イッキにハタチの気分に戻っちゃいました。楽しかった〜。- ところでまたお芝居のおすすめです。アンコントロール。またも東京近辺の人用の情報で申し訳ないんですが。
すっごくよくできた舞台でした。見づらい・聴きづらい・筋が解りづらいなどといったことは一切なくてはっきりした輪郭を持っているのに、全体としてはとても不思議な、構造が不明瞭な、混沌とした印象を与えるお芝居でした。谷山リスナーの方ならきっとこれ好きなんじゃないかな、と思いまして、おすすめする次第です。あと4回しかないけど、当日券は出るそうなので、興味ある方はぜひ見てみてくださいね。
終演後に二瓶さん・山口詩史さんと南果歩さんと飲みました。果歩さんはずいぶん昔にラジオドラマで、わたしが原作と音楽を担当した作品(「サヨナラおもちゃ箱」)の主演をつとめてくださったのですが、その時はお会いするチャンスがなくて、今回初めて会えて、とっても嬉しかったです。「昔ラジオドラマで…」と言いかけたら「サヨナラおもちゃ箱!」ってすぐ返ってきて、覚えててくれたんだ〜と思ってそれも嬉しかったです。何か少女っぽい雰囲気の人で、一見ポーッとしてるんだけど、実は敏感で、周囲にすごく気を配ってる感じでした。看板を張ってる女優さんとは思えない、控えめで、感じのいい人でした。- そうだ。ちょっと前になりますが、世界難民の日のチャリティコンサートに飛び入り出演してきました。企画に関わってた友達が声をかけてくれて。ジョー山中さんとか亀淵友香さんとか金子マリさんとか、普段はほとんどお会いする機会のない方たちとご一緒して、緊張したけど、楽しかったです。わたしのステージはミッキー吉野さんがシンセを弾いてくれました。GS時代の有名人ってわたしの世代にとってはやっぱり特別というか、ひたすら「うわーうわー」って感じでしたが、終わってミッキーさんが「リハ(←直前に1回合わせただけ)の方がよかったね。やっぱりリハってやんない方がいいんだよね〜」と言うのを聴いて「斎藤ネコさんの上を行く人に初めて会ってしまった」と感動しました(^^; それにしてもたった1回のリハで本番カンペキだったミッキーさん、やっぱりさすがだと思いました。
2003年04月05日(土)15:34
- うわ〜すいません。2ヶ月半も更新してませんでした。皆様お元気ですか。すごい湿気ですね、毎日。わたしは早くも冷房病で調子いまいちです。
- 久しぶりに更新しにきていきなりお芝居の紹介ってのもどうなのかと思いますが、壱組印の小林秀雄先生来る。を見てください。新宿シアタートップス。さっき見てきたんですけど、すごく感動しました。今の世の中に一番欠けているもの、必要なものを、ストレートに愚直に差し出そうとする、志の高い舞台でした。「奇跡の人」と同じで、偉いのは小林先生なのかもしれませんが、それを演劇という形で見ることによる特別な感動というのがあります。活字では味わえない、不思議な生々しい感動です。
大谷亮介さん演じる小林先生が、妙にリアルで、何とも言えず可笑しいです。今思い出しても笑えます。他の役者さんたちが役者さんらしい演技をしている中で、小林先生だけがほんと「どうかしてんじゃないの」ってくらいヘンにリアルで、それが舞台上に、えもいわれぬ不可思議空間を創りだしていました。劇中の講演会なんか、芝居を見てるのか講演を見てるのかわからなくなってきて、講演が終わったタイミングで思わず拍手しちゃいました(他の人もしてた)。なにしろ奇妙な舞台でした。奇妙なのにクソ真面目っていうところがいいんですよね。
カーテンコールで座長の大谷さんが「今週の平日中にまた来てください」と言ってたので(席が余ってるらしい)宣伝に協力することにしました。ほんと、これは見といて損はないお芝居ですよ。小さな会場で、狭いけどいい雰囲気でした。ぜひどうぞ! ちなみにパンフレットを買うと作者の原田宗典さんがサインしてくれます(毎日かどうかはわかりませんが)。- ちょっと前になりますが、日貫(島根県石見町)のコンサート、行ってきました。遠方から苦労して来てくださった皆様もたくさんいたみたいですね。どうもありがとう(^_^)
日貫は人口700人足らずの小さな地区ですが、近隣の地区や他県からもお客さんが来てくれて、なんと1000人近い人が集まりました。主催者(友遊倶楽部)の人たちが一生懸命頑張った成果ですね。まさかあんな規模になるなんて、ほんとびっくりしました。
ファミレスはもちろんコンビニもない、山の中のほんとに静かなきれいな土地です。スタッフもお客さんもすごく温かく迎えてくれて、感激しました。日貫小学校の全校生徒(25人)と一緒に「しっぽのきもち」を歌ったんですけど、すっごく美しいコーラスでしたよ。山の中を飛び回って育ってるせいか、どの子も純真・素朴で、都会の子みたいな斜に構えたようなところがなくて、「食べちゃいたいってこういう感じ?」ってくらいかわいかったです。わたしはかなり寝不足でしたが(明るいと眠れないので)体調から考えると驚きの絶好調で、すごく気持ちよく歌えました。主催者の皆様とお客さんにあらためて感謝します。どうもありがとう!(^_^)2003年03月28日(金)16:45
- みなさん元気に暮らしてますか? 桜、きれいですね。桜を見て、悲しくなったりイラついたりしないで、素直に「きれいだな」「いいなあ」と思えるのは、ほんとに幸せなことだと、今年はなんかしみじみ思いました。
…と書いたまま2日間ほったらかしといたら、なんだ〜この寒さは〜。東京のきょうは、冷たい雨と風にふるえる一日になりそうですね。ほかの地域はどうですか?- 「デイジーカッター」という爆弾の名前を初めて聞いたのは、アフガン空爆の時でしたが、すごくいやな気分になったのを覚えています。凄まじい破壊力の、大量殺人(それも残酷な方法での)の道具に「デイジー」というかわいらしいニックネームをつける感覚が、今のアメリカ人の(アメリカに限らないだろうけど、特に)戦争に対する感じ方をあからさまに表現していると思いました。
たとえば広島や長崎に落とされた原爆に「デイジー」なんていうニックネームがついていたら、日本人はたまらない気持ちになると思います。それは、自分や知人が直接被爆していなくても、被爆した人たちの写真や体験を見たり聞いたりして、どんなことが起こったかをある程度リアルに知っているから。だけどたぶん原爆を落とした人も、デイジーカッターを作った人も使った人も(今回も使ったらしいですが)、それによって実際に何が起こるかを、数値では知っていても、リアルに想像はしていないんだと思います。だから彼らにとっては戦争はある意味フィクションかゲームみたいなものになっているんでしょう。フィクションの中での表現なら、恐ろしいものにかわいらしい名前をつけるのはよくあることですから。
- もしアメリカ人とイラク人が民間レベルで活発に交流してお互いに好意を持ち合っていて「大切な友達がイラクにいる」という人がたくさんいたら、為政者がどうあおっても、国民が、友人を殺戮する戦争を許さなかったでしょう(それ以前にあのテロにつながるような状況にまでなっていなかったかもしれないし)。直接の友人がイラクにいなくても、想像力があれば、そこに住んでいるのが自分たちと同じそれぞれの人生をかかえて生きている人間だということがわかります。こういう時代に、想像力はすごく大事です。錆び付いているなら磨かなきゃいけません。
- それにしても一体何をどうすればいいんだといくら考えてもわからなくて(わたしがわかるくらいならとっくにみんな解決してるって)ノーミソがねじれそうになっちゃいましたが、とりあえず、とにかく、暗くなっちゃダメだろうと思いました。桜を見て「いいなあ」と思える自分をちゃんとキープしないと。それには明るさだけでなく、心の強さが必要ですね。
人を好きになる、友達と仲良くする、温かい気持ちを育てる、自分の中のエゴとか、意地悪とかヤキモチとか差別感情とかと辛抱強く戦う…ってバカみたいにきこえるかもしれないけど、長期的には、一人一人が本気で自分をそうやって育てて、途中でくじけてしまわないで、まわりにもそれを広げていくこと。それができないと、これからもずーーっと同じ事が続いていくだろうと思います。- 今、気持ちが荒んでいたりトゲトゲしてる人は、いい音楽を聴いて、本を読んで、いい景色やいい空気に触れたり、桜を見たり、星を見たり、誰かにやさしくしてもらったりして、心のスペースを広げてくださいね。「そんなこと無理!」と思うような状態でも、心は、ちゃんと広がるようにできてるものだから、大丈夫です!
04:14
- FMシアター「神様」が明日の夜、再放送されます。芸術祭大賞祝い&松本プロデューサの供養に、聴いていただけたら嬉しいです。3/29(土)NHK−FM、夜10時から10時50分です。わたしはまあヘタクソですが、倉野章子さんのカナエさんとか、役者さんたちがみんなとっても素敵ですよ(^_^)
2003年03月15日(土)03:30
- 札幌・富良野10日間の旅から帰ってきました。頑張りました。来てくださった皆様、ほんとにどうもありがとう(^_^)
- 旅の間に戦争が始まって、時間がたくさんあったのでテレビでずっと戦争の報道を見てました。
アメリカという国は、病気ですね。今自分たちのやってることが筋の通った正しいことだと、少なくとも意識の表層では本気で信じているようなので、ああやっぱり病気なんだなと改めて思いました。岸田秀さんだったかが書いてたのを昔読んだことがあります。先住民を殺戮して国を作って、そのことを国として「間違っていた」と認めないまま来てしまったから、それがトラウマになって同じ事を繰り返すんだと。…あれが「間違いでなかった」ということにしてしまったら、あとはガンガン同じ道を行くしか精神の安定を保つ方法がない、ということなんでしょうか。だから日本に原爆を落としたのも正しい判断だったと信じるしかないし、今もまた同じやり方で悪い子達を「おしおき」や「矯正」するために出て行く、そういう「正しい」ことをし続けていないといられない、という病気。
- 過去をうやむやにすると病気になるという意味では日本も同じですね。太平洋戦争を「わたしは生まれてなかったし」とか「上の者が暴走したのであって国民は犠牲者」とか「虐殺したのは自分とは関係ない一部の人間たち」とか、さらに敗戦以降のこの状況を「アメリカはパートナー」とか言って逃げてる限り、集団的無意識のレベルでモヤモヤしたものがずっと居座り続けて、その結果として臆病で刹那的で享楽的な性格になってしまって、いつまでもそこから抜け出せない。
そして、国の病気は、人間個人の病気と相似形だとも思いました。つまり、わたしはこの戦争をきっかけにして、自分自身の心のことをものすごく考えてしまったのです。- 実は1月に鴻上尚史さんのお芝居「ピルグリム」(大森博さんが出ていた)を見に行った時、このお芝居のテーマはそういうことなんじゃないかと思いました。鴻上さんがそれを意図して書いたのかどうか、もしかしたら無意識のうちに鴻上さん自身の心の葛藤が滲み出てきたのかもしれませんが。「日本人が『直接には責任がないから』と棚上げしている戦争の記憶」と「主人公が『直接には責任がないから』と心の底に押し込めていた友人の死の記憶」が相似形になって、串刺しになっている。主人公の病気は、今の日本の病気そのものだ(それはわたしの病気でもある)。そういう感じがしたんです。
未解決のまま放り出してきてしまったこと、本当は後ろめたいのに「後ろめたいことなんかない」と自分に言い聞かせていたこと、悪かったこと、人を傷つけたこと、間違っていたこと、恩知らずだったこと、全部ちゃんと認めて、自分のこととして背負う勇気が必要だと思いました(背負うと言っても暗くなるのではなく、前向きにね)。そうでないと自分に自信をもてないから、臆病になったり理不尽になったりします。国なら、アメリカのように武力で他の国を支配したくなったり、日本のように自分に言い訳しながら「子分」の安穏状態を守るのに汲々としたりということになります。
- そういえば「アメリカ抜きで北朝鮮から身を守る具体的な方策を考えられない者が、小泉首相のイラク攻撃支持に反対するのは、ただの『わたしはクリーンな平和主義者』という自己宣伝にすぎない」という趣旨の文章を雑誌で見ましたが、そりゃ「食わせてもらってるんだから文句言うな」みたいな話ですね。「誰に食わせてもらってると思ってんだ」はサイテー男のセリフとして昔から定番ですが、それを女の方から言うとはね。亭主が目の前で人殺しをしようとしてても「だって養ってもらってるんだから」諫めない、ってことでしょ。簡単に言ってしまえば「食べていくために誇りを捨てて何でも共犯になります」宣言ですよね。
それはわたしだって命は惜しいし、楽しく暮らしたいし、守りたいものをいろいろ持ってもいるけど、そこまで誇りを捨ててただ生きるためだけに生き続けるんだったら、生まれてきた意味は何なんだろうと思います。わたしははっきり言って臆病で、苦痛にも弱いし、拷問なんてちらつかされただけで世界中の人の命も売り渡しかねないと、若い頃から悩んでいたような人間ですが、ジャイアン(←ドラえもんのジャイアン。アメリカってほんとジャイアンだよね)にすり寄るスネオみたいな真似を首相にされて(スネオ以下だとAQは言ってたな)、しかもそれを支持する人が60%以上もいるという話をきくと、「強くなりたい」と思います。今よりほんのちょっとでもいいから強くなりたい。今の自分から抜け出したい。自分の心の弱さ・醜さに立ち向かうことを抜きにして、戦争を起こす者に対してNOを言うことはできません。「あらゆる戦争や暴力に反対である」という言葉を自分に納得させられません。
- …って書くと誤解されそうだけど、「勇気のある人格者でないと反戦を口にする資格がない」という意味ではないです。わたしの意識の中では「自分と戦うこと」と「戦争を起こすものと戦うこと」が相似形で串刺しになってるということです。「今がどうか」ではなくて「どうしようとしているか」の問題です。自分の弱さやずるさをほったらかしにして「戦争反対」だけを叫ぶのは空虚です。というか空虚よりもっと悪いかもしれない。
今書いてて思ったんですが「自分と戦う勇気や動機が持てない」→「そのために悪いことを悪いと言えない」→「だってしょうがないじゃん現実問題として北朝鮮がさぁ(あるいはフセインをほっといたらやっぱ危険だよ、とか)ってなラクな結論に自分を誘導する」という流れで自分を納得させたことにしてる人ってけっこういるんじゃないでしょうか。「いじめを見て見ぬふりしてる」とか「すごいヤキモチやき」とか「電車でお年寄りに席を譲れない」とか、笑い話みたいだけど、そういうことが見えない心の傷になって、知らないうちに斜に構えたり開き直ったり、保身を正当化する人生観を形作って行ったりするのかも。
「人間は誰でもみんなヘレンだ」です。ほっといたら一生獣みたいに生きて死んでいったかもしれないヘレンが、言葉の意味に気づき、魂に知性の光を宿し始める瞬間は、ほんとに感動的でした。でもあの奇跡はサリバン先生と2人で起こしたんですよね。ヘレンひとりでは動かない水みたいなもので。サリバン先生が必要なんですよね、人間には。
2003年03月13日(木)14:35
- シアターコクーンで上演中の「奇跡の人」を見てきました。すっっっっごく感動しました。久しぶりにボロ泣きしちゃいました。正直言って、自分が「奇跡の人」でこんなに感動するとは思ってませんでした。「ヘレンはわたしだ」と思いました。「人間は誰でもみんなヘレンだ」とも思いました。一緒に行ったAQも、それと全く同じことを感じたと言ってました。「不思議だな〜、なんでこんなに感動するんだろうな〜」と言ってました。それはたぶん「奇跡の人」が人間の生きることの原点を描いた舞台で、古典の持つ力と同じ、ストレートに魂を直撃するパワーを持っている舞台だから、だと思います。
何か、人間が狭い世界で頭の中で考えたことや、表現してやろうと意図して表現することの全てを吹っ飛ばしてしまうような力が「奇跡の人」にはあって、それがヘレン・ケラーの力なのか舞台の力なのかはわからないけど(両方だと思うけど)どっちだろうとそんなことはどうでもいいと思えてきてしまうのでした。正味3時間の舞台だったけど、すごく短く感じました。余計なことを全く考えないで、最初からお芝居に引き込まれて、没頭して、揺り動かされて、という体験は去年の夏からの観劇ブームの中では初めてのことでした。役者さんがどういう演技をしているとか演出がどうとか、そんなことも何も考えませんでした。気持ちよく興奮して、勇気をたくさんもらえた夜でした。帰りに食べたごはんもおいしかったです(^_^)2003年03月08日(土)03:14
- 4/26の「みんなのうた」コンサートのチケットは、即日完売したそうです。買ってくださった皆様どうもありがとう。間に合わなかった人はごめんなさい! それにしてもわたしの知ってる「みんなのうた」はほんっとに古いのばっかりですよ。いいのかなあ…とちょっと不安になってみたり。でもいい歌いっぱいありますから、聴いてくださいね。
- ヤマハ・アーティスト・ハーツ(YAH)のサイトにリンク張りました。YAHはヤマハ所属アーティスト全体のファンクラブ業務をやってるところです。なんかポンちゃんが日記書くと言ってます。載ったら見てやってくださいまし(^_^)
2003年01月09日(木)01:10
- なんとしたことか、前回の更新からいつのまにか2ヶ月もたってしまっていました。ごめんなさい〜。生きてます。大丈夫です。
- NHK・FMシアター「神様」のプロデューサー松本順さんが3月3日に肺ガンで亡くなってしまいました。50歳でした。「不思議の国のヒロコの不思議」と「サヨナラおもちゃ箱」では原作と音楽、「神様」では主演と音楽という形で使ってもらって、どれも思い入れの深いドラマでした。特に「不思議の国の…(原作は「猫森集会」)」は、ドラマのために「MOON SONG」「草の仮面」「さかなの言葉」「時の回廊」「逃げる」「お人形畑」と6曲も歌を作って、どれもいまだにコンサートで歌っている歌ばかりです(「逃げる」はあんまり歌わないか)。なんとなく松本さんは長生きする人だと思ってたので(そしてまた何度も一緒に仕事をするだろうと根拠もなく思い込んでいたので)亡くなったと聞いて呆然としてしまいました。療養中とは聞いてたけど、病名を知らなかったのですぐ直ると思ってて。感受性の強い純真な人で、お芝居が大好きで、「神様」の時も個人的お気に入りの役者さんばかり集めたんだと嬉しそうに言ってました。告別式の挨拶で奥様が、危なかったのがいったん持ち直したおかげで「神様」の受賞を知ることが出来てよかったとおっしゃってました。なんか松本さん(私とAQは「まつもっち」と呼んでいた)の死はものすごくリアルに感じられて、しょっちゅう思い出してしまいます。「神様」の脚本家の原田さんに「松本さんは谷山さんの熱烈なファンだったから、これからもいい歌を作り続けてください」と言われました。頑張ります。
ちなみに「神様」の受賞記念の再放送が決まったそうです。NHK−FM、3月29日(土)22:00〜22:50。よかったら聴いてくださいね。- 初のソロライブツアー、行ってきました。佐賀・長崎・熊本・神戸・京都・鳥取・喜多方。ピアノだけのフルサイズのコンサートで、単調にならないかと心配していましたが、予想外に評判がよくて嬉しかったです。歌がストレートに伝わると言われました。特に京都では「落ち込んでいたけど元気が出た」とか「生きていく勇気をもらいました」とかアンケートに書いてくれた人がすごく多くて(いつもの何倍っていう感じだったです)なんか逆に励まされました。あの日は確かにある種のエネルギーがわたし自身の中にも充満してましたから、それが伝わったのかもしれません。わたしは幸せな仕事をさせてもらってるんだな〜としみじみ思いました。元気になってくれた人たちに感謝します。ほんとにありがとう。
- 今月は16日から25日まで旅です。17日が札幌(AQと一緒)、19日からいつもの富良野チャペルコンサート(倫ちゃんと一緒)。お近くの方はぜひいらしてくださいね(^_^)
- テレビで国連中継やってます。アメリカ国内でも40%近くの人はイラク攻撃に反対してるっていうんだけど…女性に限ると反対が過半数だっていうんだけど…ブッシュの支持率も下がってるっていうんだけど…それでもやるって言うんだろうなあ。人間って厄介なものですね。あっちもこっちも。「それでも生きていきましょうよ」…っていうのは「ワーニャ伯父さん」でしたっけ。何があってもヤケにならずに、明るく生きていかないとね。
2003年01月05日(日)04:14
- ライターの角野恵津子さんプロデュースの、「みんなのうた」イベント(トーク&ライブ)に出演します。4月26日、渋谷の7th FLOOR。角野さんが個人で主催するイベントなので、チケットは店頭売りと郵便振替のみです。皆様ぜひおいでくださいね。古い懐かしい「みんなのうた」をいっぱい歌います。詳細はこちら。
- 2003年明けましておめでとうございますヽ(^o^)ノ
- 皆様はどんな新年を迎えられましたか? いい初夢を見ましたか?
国内の不景気、国外の不穏、増え続ける人口、増殖する文明、食い潰される資源…いったいどうなるんだこの先、と誰もが思わずにいられないような時代に生まれ合わせてしまった私達ですが、こういう時こそ気持ちは明るく持っていたいですね。世の中のことだけでなく、個人レベルのことも同じ。行き止まりの袋小路しか見えないように思える時も、きっと道は続いていると信じて、幸せをちゃんと幸せと感じて、腐らないように気をつけて、元気に生きていきたいです。一回分の人生の時間は決して長いものでははないんだし…などと、教育テレビの天文番組を見ながらいろんなことを考えていました。自分が小さく狭くなってしまった時は、窓をあけて、心の部屋を148億光年の彼方まで広げればいい。きっとそれが心の本来の姿です。力むのではなく、広げる。…うーん、いいこと言うな〜。「広げる」これ、今年のテーマにしよう。頑張っていい仕事します。今年もよろしくおつきあいくださいね(^_^)2002年 / 2003年 / 2004年 / 2005年〜2006年 / 2007年 /
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